長い月日俺達は地味に狩りを続け
今まで仲間と共にやってきた。
「アクアン生産ですよ。」の声に
普段この時間のバトルダンジョンには顔も出さない事の多い
+ONEのメンバー達が続々と集まってきた。
前半は静寂がダンジョンを包む中、各自自分の力に不安を感じながら
城主の入場の報告を聞いている。
微少な入場者が度々訪れるが、攻めては来ない。
地下3Fで待機をしながら何度も装備に問題が無いか調べながら
落ち着けない時間を過ごしていた。
そんな中
地上1Fでは仲間の一人が索敵をしていた。
1・・・2・3・・4・・・・
城主の入場報告が繋がり始めた。
それ共に1Fの索敵から「来た!!!」の声
皆の興奮する鼓動が聞こえてきた瞬間であった。
各自戦いの最終準備を始める。
遂に戦闘が始まった。
攻めてきたのは+ONEよりも強い大手ギルド
一撃が仲間を数人一気に葬り去る。
その中でもみな言葉少なく出来ることに邁進する。
うちのギルドでは補助要求は言葉ではしない。
補助も貰いたければ支援の側へ行きエモコールで応答する。
しかし、激戦の中補助の力がみんなに行き渡りそれぞれが
自分の出来ることを見つけながら戦っていた。
CPに乗る私の廻りで
大きな力と力がぶつかり合う
ある者は強いFTをCPから押し戻すかのように
早めに突撃をし
ある者はライトニングブレークを仲間と重ね攻撃者の駐留を阻む
ある者は何度死んでも後ろからの支援に全力を注ぎ
またある者は仲間を耐えさせるため絶えずオーラを送る
求められた事ではなく、
自分が出来ることを力いっぱい各自がしていた
大きな力の波は
攻守共に大きく揺らぎ始める
バトルダンジョン終了4分前
攻めの力に大きな切っ掛けがおきた
敵の強ファイターの繰り出すライトニングブレークの隙間を
抜けレンジャーがCPに潜り込んできた、
ファイターの強打に倒れた見方のプリーストの帰還をまたずに
私は毒に犯されてしまった。
敵ファイターとレンジャーによる怒濤の強打
何も抵抗も出来ない悔しさを忘れながら
CPに鎮座しようとしたがあえなく惨殺
のこり2分
3Fは落とされたが4Fがある
・・・・・・・・・・・・・・
急いで登るがそこには敵の姿はなかった。
時間切れである。
何とか守りきることに成功した。
暫くギルドメンバーの言葉も遠くに聞こえるほど
放心しかける自分がいたが
みんなで地上に集まりお決まりのSSを撮影をしながら
改めて激戦の楽しさと、生産成功の喜びを感じた。
千のバトルの中の一つの結果なれど
ここに立つ者にとっては
千のバトルの喜びを味わえた筈だ。
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